こんにちは,石岡市の冨田産婦人科医院です!
本日は貧血の対応についての記事をお届けいたします.
★貧血症状があったり,血液検査で貧血が認められたりした場合には医療機関を受診しましょう
貧血とは,酸素を体中の細胞に届ける役割を担う「ヘモグロビン」が少なくなった状態をさします.
血液検査では,「ヘモグロビン」もしくは「血色素量」という項目で結果が出ます.
「ヘモグロビン(血色素量)」が12g/dL未満の場合,貧血を疑います.
(ただし妊娠や年齢などによってこの基準は変化します)
貧血になると細胞に酸素が届きづらくなり,下記のような症状が出現することがあります.
●動悸,脈が速くなる
●息切れ
●立ちくらみ,めまい
●しんどさ
また,上記のような症状を自覚しない場合であっても,健康診断や医療機関での血液検査で貧血が指摘されることもあります.
貧血に対しては,ヘモグロビンをつくる材料である鉄を補充する治療が行われます.
しかし貧血になる原因を放置したまま鉄の補充だけを行っても,根本的な治療となりません.
貧血の原因として女性に多いのが過多月経(生理の量が多い状態)です.
過多月経の背景として,子宮筋腫や子宮腺筋症,子宮体がんなど,婦人科の病気が潜んでいる可能性があります.
そのため,貧血の症状があったり血液検査で貧血が認められたりした場合には,婦人科で検査を行って根本的な原因がないかを調べることをお勧めします.
冨田産婦人科医院では,貧血の検査・治療を行っております.
貧血について気になる方は,お気軽にご相談ください.
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